代表理事挨拶
私ども東京土地区画整理推進協会は、希望丘土地区画整理事業の完了に伴い、解散に際して清算人からの寄附を基本財産として平成4年4月に設立しました。
希望丘土地区画整理事業は、地権者が組合を作り、事業を行いましたが、85.17haという大規模なものであり事業だけでも25年、準備期間を含めると30年以上にも及び、多数の地権者の権利調整など難題を克服して完了いたしました。
この事業で、環状8号線をはじめとする各道路整備、テレビ、映画等で著名な希望丘公園をはじめ、8箇所の公園、千歳台小学校、成城消防署千歳出張所など多くの公共施設が整備されました。
希望丘土地区画整理組合の解散にあたり、多くの組合関係者から余剰金、土地及び建物の寄附と共に、今まで施行してきた事業のノウハウを後世に活かせないかという強い理念のもと新しい協会を立ち上げる事となりました。以来、世田谷区のみでなく、広く東京都内の土地区画整理事業に参画、協力しております。また、東京都内の土地区画整理組合で構成する東京都土地区画整理連合会の事務局を務め、組合施行による事業のバックアップをしております。
さらに平成23年4月1日より公益法人制度の改正にあわせ、当協会は一般財団法人の認可を受けました。先達の意志を継ぎ、安心、安全で緑多き街づくりに、当協会が先頭に立って邁進してまいります。
一般財団法人
東京土地区画整理推進協会
代表理事
野島 浩一